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ERP

Fit to Standardとは:ERPの標準に業務を合わせ、作り込みを絞る

2026/11/3 シリーズ「ERP 入門」 第10回 / 全10回

シリーズERP 入門全10回
  1. 第1回ERPとは:意味と仕組み、基幹システムとの違いをわかりやすく
  2. 第2回販売管理とは:受注から入金までの業務フローと伝票の仕組み
  3. 第3回購買管理とは:発注・検収・請求書の照合・支払の流れと要点
  4. 第4回仕訳とは:借方・貸方のルールと勘定科目をわかりやすく
  5. 第5回MRPとは:資材所要量計画の仕組みと部品表、計算の手順
  6. 第6回マスタデータとは:品目・取引先などの例と、取引データとの違い
  7. 第7回管理会計とは:財務会計との違いを部門と子会社の例でわかりやすく
  8. 第8回職務の分離とは:ERPで一人に支払まで通させない権限の分け方
  9. 第9回ERP連携とは:CRM・MES・WMSとの役割分担と、データ連携の注意点
  10. 第10回Fit to Standardとは:ERPの標準に業務を合わせ、作り込みを絞る

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  • Fit to Standard
  • フィット・トゥ・スタンダード
  • Fit Gap
  • 標準
  • カスタマイズ
  • アドオン
  • 設定
  • 作り込み
  • カスタマイジング
  • ベストプラクティス
  • クラウド ERP
  • SaaS
  • バージョンアップ
  • DX レポート
  • SIer
  • ERP
  • SAP
目次
背景・問い・要点
背景

ERP(Enterprise Resource Planning の略)は、会社の販売・購買・在庫・会計などの取引を、部門をまたぐ共通の型で記録する業務ソフトである。多くの会社は ERP を自分で作らず、ソフトの会社が作ったパッケージ(出来合いの製品)を買って使う。

同じパッケージを、多くの会社が使う。Microsoft は、自社の ERP の標準の業務の流れを、何千もの利用する会社をもとにしたものだとしている1。だが、会社ごとに、仕事の手順も、会計の方針も違う。会社ごとの違いを、同じパッケージの中にどう収めるのかが、ERP を入れるときのいちばん大きな問いになる。

問い

ERP を入れるとき、なぜ自社の業務のほうを ERP の標準に合わせるのか。

要点

Fit to Standard は、自社の業務を ERP が用意した標準の業務の流れと比べ、できるだけ業務のほうを標準に合わせる考え方である。標準を書き換えるほど、また足すプログラムが多いほど、製品の新しい版(バージョン)に移る手間(バージョンアップの手間)が増えるからである。

合わせられない違いは、おおよそ、設定、プログラムを書かずに欄を足す、プログラムを足す(アドオン)、ERP の外の仕組みの順に考える。

作り込みは、本当に要るものに絞る。

モデル・例示

建材の卸が、クラウドの ERP に移る前に違いを一つずつ決める

※ この節の例は、説明のために作った架空のものです。

自社の業務と ERP(Enterprise Resource Planning)の標準の流れを並べて、違いを一つずつ挙げると、多くはプログラムを書かずに済み、プログラムを足すのは一部だけになる。

建材を工務店に卸す会社が、クラウドの ERP に移ることにした。販売、購買、倉庫、経理の担当者が集まり、導入を手伝う会社の担当者が、ERP の標準の業務の流れを画面で見せる。各部門の担当者は、自分たちのやり方と違うところを挙げ、一つずつどう扱うかを決めた。

自社のやり方との違い決めた扱い
発注書の承認を紙で回している業務を合わせ、ERP の標準の承認の流れを使う
承認が要る金額の境目が会社の決まりで違う設定で、境目の金額を入れる
取引先ごとに、納品のときの注意を残したい書き込む欄を一つ足す。プログラムは書かない
合板の厚みと枚数から、独自の割引を計算しているプログラムを足す(アドオン)

アドオンにした割引の計算は、ERP の標準の外にある。このクラウドの ERP は、製品の会社が年に二度、新しい版に上げる。そのたびに、会社は、足したプログラムが新しい版でも正しく動くかを確かめる必要がある。

Fit to Standard とは:標準と比べて、合わせる

Fit to Standard(フィット・トゥ・スタンダード)は、今の業務の手順を、ERP に用意された標準の業務の流れと比べる方法である1。標準の設定と機能が、どれだけ業務の必要に合うかを確かめ、製品の推奨する進め方をできるだけそのまま使い、必要なところだけ変える1。標準と業務の必要との差を見つけ、どう埋めるかを決める方法は、Fit Gap(フィット・ギャップ)という1。Microsoft は、Fit Gap を、Fit to Standard と設定を済ませた後に行うよう勧めている1。

SAP(ドイツの SAP 社の ERP)は、Fit to Standard の「合わせる」を、利用する会社の業務の担当者に、標準の業務の流れがどう動くかを教えることだとしている2。SAP によれば、ここで作り直すのは業務の流れ全体ではなく、会社の求めに合わせた小さな変更にとどめる2。

業務を合わせる理由は、作り込み(標準に無いものを、欄やプログラムで足したり変えたりすること)の費用にある。Microsoft は、前の仕組みの業務の手順をそのまま作り直そうとすると、設計、プログラム、試験、研修、文書の手間がかかる、高くて要らない作り込みにつながることがあるとしている1。

何千もの会社が同じパッケージを使う:違いは設定で収める

パッケージには、業務の流れの型が入っている。SAP は、この型を SAP Best Practices(ベストプラクティス)と呼び、あらかじめ設定した標準の業務の流れの中身として、設定の手引き、試験の手順、業務の流れの図、見本のデータを用意している3。Microsoft も、Dynamics 365 の標準の業務の流れを集めた一覧を作り、年に四回以上直している4。国ごとの違いについては、SAP は、多くの国と地域ごとに、その国に合わせた標準の版を用意している5。

同じプログラムを多くの会社が使うので、製品の会社は、会社ごとに違いがよく出るところを、前もって選べるようにしておく。会社は、そこに自社の値を入れる。これが設定で、製品が用意した選択肢から選ぶか、決まった欄に会社の値を入れることである。値を変えても、プログラムはどの会社でも同じままである。SAP では、設定のための道具を導入ガイド(IMG、Implementation Guide)といい、SAP のシステムを会社の要件に合わせる道具である6。この設定の作業をカスタマイジング(Customizing)と呼ぶが、カスタマイジングは、SAP の標準の機能そのものを書き換えるものではない7。

たとえば、在庫の評価の方法は、ERPNext(オープンソースの ERP)では、先入先出法や移動平均法などから選ぶ設定である8。日本の企業会計基準第 9 号も、決められた評価の方法の中から選んだ方法を使うと定めている9。会計の基準が認める選択肢の中から、会社が選んで設定に入れる。

標準に合わないとき:まず業務を合わせ、次に四つの手を考える

Microsoft は、設定を先に、作り込みを後に置く1。SAP は、ERP の中の道具で作れない拡張だけを、外へ切り離すよう求めている10。二つの手引きに、版を上げる手間の小さい順という見方を足すと、標準に合わない違いは、おおよそ次の順に考えることになる。

一つ目は、業務を標準に合わせることである。

二つ目は、設定である。Microsoft は、前の仕組みに基づいた細かな要件を作るより、設定で業務の必要を満たせば、作り込みを減らせるとしている1。

三つ目は、プログラムを書かずに、画面と記録に書き込む欄を足すことである。設定は、製品が前もって用意した選択肢や欄に値を入れるだけだが、欄を足すと、製品に無かった書き込む場所が増える。ERPNext では、取っておきたい情報に合う標準の項目が無ければ、画面に独自の項目を足せる11。SAP でも、利用者側の担当者が、独自の項目を足して標準のアプリケーションを広げられる12。

四つ目は、プログラムを足すことである。日本の ERP の導入では、足したプログラムをアドオンと呼ぶことが多く、経済産業省の DX(Digital Transformation)レポートの資料にも「アドオン・カスタマイズ」という言葉が出てくる13。

五つ目は、ERP の外に出すことである。SAP は、S/4HANA Cloud では、組み込みの道具で作れない拡張は、標準の部分から切り離し、別の基盤(ERP とは別のソフトを動かす場所)で作って、決まった接続でつなぐよう求めている10。

Microsoft は、差を自前の作り込みで埋める代わりに、別の会社の製品を買う道も挙げている。大きな差があって、自前で作るのが難しいときに向くという1。

SAP の言う拡張(extensibility)は、業務の設定でできることを超えてソフトのふるまいを変えることで、三つ目と四つ目の両方を含む14。「カスタマイズ」という言葉も、SAP のカスタマイジングは設定を指すが、Microsoft の手引きのカスタマイズは作り込みを指す。話をするときは、どの変え方かを分けて言う必要がある。

作り込むほど、版を上げる手間が増える

標準そのものを書き換えると、版を上げたときに困る。SAP は、標準の業務の流れを少しでも変えると、その後に版を上げるたびに会社の保守の手間が増えるので、本当に要る要件だけを探すよう、業務の担当者に伝えることが大事だとしている2。SAP の標準の業務の流れを直接書き換えると、版を上げたときに改良を受け取れなくなる15。SAP R/3 4.6C の手引きによると、版を上げると標準のプログラムは新しいもので上書きされ、以前は、利用者が書き換えた部分を、版を上げるたびに手で書き換え直す必要があった16。

そこで今の製品は、標準を書き換えずに足す形を求めている。Microsoft は、更新が多いクラウドでは、足した部分が更新の影響を受けにくい作り込みの形が要るとし、標準を直接書き換える形を受け付けていない17。それでも、足したプログラムは確かめ直す必要がある。SAP の S/4HANA Cloud Public Edition では、版が上がるたびに、会社が今の業務の流れと作り込んだ流れを試す18。Odoo(オープンソース版もある ERP)では、独自のモジュール(足したプログラムのまとまり)を含むデータベースは、移る先の版に合わせたそのモジュールができるまで、版を上げられない19。

クラウドの ERP では、版は製品の会社が上げる

クラウド ERP のうち、製品の会社が動かすソフトをそのまま借りて使う形(SaaS、Software as a Service)では、作り込みの余地がさらに小さい。米国の国立標準技術研究所(NIST、National Institute of Standards and Technology)の定義では、SaaS の利用者は、基盤もアプリケーションの機能も自分では管理せず、できるのは、利用者ごとの限られた設定くらいである20。

版を上げる時期も、製品の会社が決める。SAP の S/4HANA Cloud Public Edition は、毎年 2 月と 8 月に大きな版を出し、決めた予定に沿って、会社のシステムに自動で入れる18。Dynamics 365 の財務・業務のアプリ(finance and operations apps)では、会社は年に二回以上の更新を入れる必要があり(四回まで入れられる)、止めても、止められる期間が過ぎれば Microsoft が自動で入れる21。Odoo が動かす Odoo Online では、プログラムを書かない作り込みはできるが、独自のモジュールは使えない22。SAP は、S/4HANA Cloud Public Edition が向くのは、作り込みの要件が少なく、SAP の標準の業務の流れを受け入れる、新しく SAP を使い始める会社だとしている5。

日本では作り込みが多いとされてきた

日本の会社は、パッケージを作り込むことが多いと言われてきた。経済産業省の研究会は、2018 年の DX レポートで、日本では汎用のパッケージを入れても、自社の業務に合わせた細かい作り込みをすることが多く、多くの独自の開発が組み込まれた結果、中身が見えなくなるおそれが高いと指摘した23。研究会は、この指摘の根拠になる数字を示していない。同じ段で研究会は、今の業務にぴったり合った、実は過剰品質のシステムを求める声が国内の会社に強いことを挙げている。細かく手のかかるシステムを作るほどベンダー(システムを作って納める会社)の売上が増えるので、ベンダーもそれを否定しない、とも書いている23。

導入を外の会社に任せる形も、その背景にある。情報処理推進機構(IPA、Innovation Platform Agency, Japan)の調べでは、IT の会社に属する IT の人材の割合は、2015 年に日本で 72.0%、米国で 34.6% だった24。総務省の情報通信白書は、日本では、システムの部門が、システムの導入を SIer(システムを作って納める会社)に任せることが一般的だとされてきたと書いている24。経済産業省の研究会は、ベンダーが作って納める形のために、利用する会社の中に情報システムの知識がたまりにくいとしている23。標準に合わせるか作り込むかを、利用する会社が自分で決めにくい形である。

標準にそろえる所と、強みとして作り込む所を分ける

標準に合わせることには、批判もある。Harvard Business Review は、1998 年の記事の要約で、ERP のようなパッケージは、会社の戦略、文化、組織に自らの論理を押しつけ、会社の仕事のやり方を変えさせることが多いとしている25。一方で Microsoft は、標準に無いが、会社に競争の強みを与える業務の流れについては、作り込みを認めている1。経済産業省の研究会も、2020 年の DX レポート 2 で、競争の源にならない業務は、業務の流れを標準にそろえ、パッケージや SaaS を使って IT の費用を減らせるとした26。どこまで標準に合わせ、どこを自社の強みとして作り込むかは、パッケージの側ではなく、会社が決める。研究会も、要件を確定するのは利用する会社であるべきだとしている23。

Fit to Standard は、自社の業務を ERP の標準の業務の流れと比べ、できるだけ業務を標準に合わせる考え方である。合わせられない違いは、おおよそ、設定、プログラムを書かずに欄を足す、アドオン、ERP の外の仕組みの順に考える。標準を書き換えるほど、また足すプログラムが多いほど、版を上げる手間が増え、クラウドの ERP では製品の会社が決まった時期に版を上げるので、作り込みは、業務に欠かせない要件や、会社の強みになる要件に絞る。

出典26件
  1. Microsoft「Optimize your implementation with a fit-to-standard and fit-gap analysis」Dynamics 365、2026年11月3日取得. https://learn.microsoft.com/en-us/dynamics365/guidance/implementation-guide/process-focused-solution-fit-to-standard-fit-gap-analysis — 定義と順番、作り込みの費用。 ↩ ↩2 ↩3 ↩4 ↩5 ↩6 ↩7 ↩8 ↩9 ↩10

  2. SAP Learning「Providing an Overview of the Fit-to-Standard Analysis Process」2026年の保存版. https://web.archive.org/web/2026/https://learning.sap.com/courses/implementing-sap-s-4hana-cloud-public-edition/providing-an-overview-of-the-fit-to-standard-analysis-process — 合わせる=標準の流れを教える。標準を変えると版の上げのたびに保守が増える。 ↩ ↩2 ↩3

  3. SAP Learning「Accelerating Your Project with SAP Best Practices」2026年11月3日取得. https://learning.sap.com/courses/cloud-onboarding-for-sap-cloud-erp/accelerating-your-project-with-sap-best-practices_a77aa493-7775-4049-8f14-43dc5840fd4f — あらかじめ設定した標準の中身と、その手引き・試験の手順・図・見本のデータ。 ↩

  4. Microsoft「About the Business Process Catalog」Dynamics 365 ドキュメント、2026年11月3日取得. https://learn.microsoft.com/en-us/dynamics365/guidance/business-processes/about — 標準の業務の流れの一覧を作り、年に四回以上直す。 ↩

  5. SAP Learning「Identifying Characteristics of SAP S/4HANA Cloud Public Edition」2026年11月3日取得. https://learning.sap.com/courses/implementing-sap-s-4hana-cloud-public-edition/identifying-characteristics-of-sap-s-4hana-cloud-public-edition_ab4b443b-b58f-4fca-a898-cfd73c8f1ff3 — 国ごとの標準の版。作り込みが少なく標準を受け入れる、新しく SAP を使う会社に向く。 ↩ ↩2

  6. SAP「Implementation Guide (IMG)」SAP Library - Customizing、R/3 4.6C、2026年11月3日取得. https://help.sap.com/saphelp_46c/helpdata/en/7e/c81c2c52c511d182c50000e829fbfe/content.htm — 導入ガイドは SAP のシステムを会社の要件に合わせる道具。 ↩

  7. SAP「Customizing」SAP NetWeaver 7.4 ドキュメント、2026年11月3日取得. https://help.sap.com/doc/saphelp_nw74/7.4.16/en-US/48/c43370ca64581de10000000a42189c/content.htm?no_cache=true — カスタマイジングは標準の機能を書き換えない。 ↩

  8. Frappe「Stock Settings」ERPNext ドキュメント、2026年11月3日取得. https://docs.frappe.io/erpnext/user/manual/en/stock-settings — 評価の方法を先入先出法などから選ぶ。 ↩

  9. 企業会計基準委員会「企業会計基準第9号 棚卸資産の評価に関する会計基準」2025年10月16日までの修正反映版. https://www.asb-j.jp/jp/wp-content/uploads/sites/4/kichu_20251016_16.pdf — 決められた評価の方法の中から選んだ方法を使う。 ↩

  10. SAP Learning「Describing the Extensibility Tools for Customizations in SAP S/4HANA Cloud Public Edition」2026年の保存版. https://web.archive.org/web/2026/https://learning.sap.com/courses/implementing-sap-s-4hana-cloud-public-edition/describing-the-extensibility-tools-for-customizations-in-sap-s-4hana-cloud-public-edition — 組み込みで作れない拡張は切り離して別の基盤で作る。 ↩ ↩2

  11. Frappe「Custom Field」ERPNext ドキュメント、2026年11月3日取得. https://docs.frappe.io/erpnext/user/manual/en/custom-field — 合う標準の項目が無ければ、独自の項目を足せる。 ↩

  12. SAP「Key User Extensibility」SAP S/4HANA Cloud Public Edition ドキュメント、2026年11月3日取得. https://help.sap.com/docs/SAP_S4HANA_CLOUD/0f69f8fb28ac4bf48d2b57b9637e81fa/3ccb50e724b045508fea8b2cf1774b2b.html — 独自の項目などを足して標準のアプリケーションを広げる。 ↩

  13. 経済産業省「DXレポート(サマリー)」2018年9月、2019年3月の保存版. https://web.archive.org/web/20190324051958/https://www.meti.go.jp/shingikai/mono_info_service/digital_transformation/pdf/20180907_02.pdf — 「アドオン・カスタマイズの積み重ね」。 ↩

  14. SAP「Extensibility」SAP S/4HANA Cloud Public Edition ドキュメント、2026年11月3日取得. https://help.sap.com/docs/SAP_S4HANA_CLOUD/0f69f8fb28ac4bf48d2b57b9637e81fa/533228e1e854433ab16d013f161ca509.html — 拡張は業務の設定でできることを超える変更。 ↩

  15. SAP Learning「Defining Business Process Configurations for New Implementations」2026年11月3日取得. https://learning.sap.com/courses/implementing-sap-s-4hana-cloud-private-edition/defining-business-process-configurations-for-new-implementations_d6ff60c0-095d-4b72-93e9-a78a85c8f003 — 標準の流れを直接書き換えると、版の上げで改良を受け取れない。 ↩

  16. SAP「Upgrade Procedure/R/3 Support Packages」SAP Library、R/3 4.6C、2026年11月3日取得. https://help.sap.com/saphelp_46c/helpdata/en/60/d6ba7bceda11d1953a0000e82de14a/content.htm — 版を上げると標準は上書きされ、書き換えた部分を手で直し直していた。 ↩

  17. Microsoft「Extensibility home page」Dynamics 365 ドキュメント、2026年11月3日取得. https://learn.microsoft.com/en-us/dynamics365/fin-ops-core/dev-itpro/extensibility/extensibility-home-page — 更新が多いクラウドでは影響を受けにくい作り込みの形が要り、標準の書き換えは受け付けない。 ↩

  18. SAP Learning「Navigating Release Upgrades」2026年の保存版. https://web.archive.org/web/2026/https://learning.sap.com/courses/implementing-sap-s-4hana-cloud-public-edition/navigating-release-upgrades — 毎年 2 月と 8 月に版を出して自動で入れ、会社は流れを試す。 ↩ ↩2

  19. Odoo「Upgrade」Odoo 18.0 ドキュメント、2026年11月3日取得. https://www.odoo.com/documentation/18.0/administration/upgrade.html — 独自のモジュールを含むデータベースは、対応版ができるまで上げられない。 ↩

  20. NIST「SP 800-145 The NIST Definition of Cloud Computing」2011年. https://nvlpubs.nist.gov/nistpubs/Legacy/SP/nistspecialpublication800-145.pdf — SaaS の利用者はアプリケーションの機能を管理せず、限られた設定だけ。 ↩

  21. Microsoft「Service updates」Microsoft Learn、2026年11月3日取得. https://learn.microsoft.com/en-us/training/modules/upgrades-updates-finance-operations-apps/service-updates — finance and operations apps では年に二回以上の更新が要り、四回まで入れられる。期間が過ぎれば自動で入れる。 ↩

  22. Odoo「Odoo Online」Odoo 18.0 ドキュメント、2026年11月3日取得. https://www.odoo.com/documentation/18.0/administration/odoo_online.html — Odoo Online はプログラムを書かない作り込みはできるが、独自のモジュールは使えない。 ↩

  23. 経済産業省 デジタルトランスフォーメーションに向けた研究会「DXレポート」2018年9月、2019年3月の保存版. https://web.archive.org/web/20190311005413/https://www.meti.go.jp/shingikai/mono_info_service/digital_transformation/pdf/20180907_03.pdf — パッケージでも細かいカスタマイズが多く、中身が見えなくなるおそれ。 ↩ ↩2 ↩3 ↩4

  24. 総務省「令和元年版 情報通信白書 ICT人材の再配置」2019年. https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/r01/html/nd123120.html — IPA の調べで IT の会社に属する人材は日本 72.0%、米国 34.6%。導入を SIer に任せてきた。 ↩ ↩2

  25. Harvard Business Review「Putting the Enterprise into the Enterprise System」(記事の要約)1998年. https://store.hbr.org/product/putting-the-enterprise-into-the-enterprise-system/98401 — パッケージは会社に自らの論理を押しつけ、やり方を変えさせることが多い。 ↩

  26. 経済産業省「DXレポート2(中間取りまとめ)」2020年12月、2022年5月の保存版. https://web.archive.org/web/20220524113338/https://www.meti.go.jp/press/2020/12/20201228004/20201228004-2.pdf — 競争領域でない業務は標準にそろえ、パッケージや SaaS を使う。 ↩

この記事はAIを使用して執筆されました。内容には誤りが含まれる可能性があります。事実や数字の出典は脚注から確かめられます。