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UMAが理論レベルをtask入力に移した理由
目次
機械学習ポテンシャルは、原子の配置を受け取り、その配置のエネルギーと、原子に働く力を返すモデルである。学習データには、密度汎関数理論(DFT)で計算したエネルギーと力を使う。触媒の表面、溶液中の分子、結晶を同じ研究室で扱う研究者は、これまで対象ごとに別のモデルを使い分けてきた。
対象ごとのモデルが返すエネルギーは、モデルどうしで比べられない。DFTの計算結果は、計算条件で変わるからである。代表的な計算条件は汎関数(電子どうしの相互作用を近似する式)で、同じ原子配置でも、汎関数を変えるとエネルギーの値が変わる。汎関数をはじめとする計算条件の組を、理論レベル(level of theory)と呼ぶ。分子向けのデータと結晶向けのデータは別々の理論レベルで計算されており、モデルは学習データの理論レベルの値を返す。
Meta FAIR Chemistryが公開したUMAは、分子・材料・触媒を一つのモデルで扱う1。そのためにUMAは、理論レベルの異なる複数のデータセットを、一つのモデルで学習している2。利用者は、原子の配置と一緒に、taskという名前をUMAに渡す。taskは、どの理論レベルの値を返させるかの指定である2。
UMAは、なぜ理論レベルを、利用者が渡す入力にしたのか。
UMAは複数の理論レベルのデータを一つのモデルで学習したので、同じ原子配置に正解のエネルギーが理論レベルの数だけあり、どれを返すかを入力で受け取る必要があったからである。1 作り手の文書は、UMAがtaskごとに固有の数値ベクトルを学習し、そのため予測のときは、どのtaskのベクトルを使うかを利用者が指定しなければならないと書く2。ソウル大学のSevenNet-MFは、UMAより先に、データの計算条件を入力にする同じ設計を採り、その理由を論文に書いた3。理論レベルが入力になった結果、taskをまたいでエネルギーの差を取らないことと、選んだtaskの学習データの範囲を確かめることが、利用者の仕事になった。
正解のエネルギーは、構造と理論レベルの組で決まる
この節の表に置くエネルギーは、説明のために本稿が作った数である。DFTで計算した値ではない。
理論レベルは、DFT(密度汎関数理論)の計算条件の組である。計算条件の代表は汎関数(電子どうしの相互作用を近似する式)で、汎関数を変えると、同じ構造でもエネルギーの値が変わる。
同じ元素を同じ数だけ含む結晶構造を三つ用意し、X・Y・Zと呼ぶ。理論レベルは、汎関数の違う二つを用意し、A・Bと呼ぶ。各構造のエネルギーをDFTで計算し、機械学習ポテンシャル(原子の配置からエネルギーと力を返すモデル)の学習データにする。理論レベルBでは、Zを計算していない。表の単位のeV(電子ボルト)は、エネルギーの単位である。
| 構造 | 理論レベルA | 理論レベルB |
|---|---|---|
| X | −10.0 eV | −12.0 eV |
| Y | −10.5 eV | −12.3 eV |
| Z | −11.0 eV | データなし |
学習データは、表の五つの値である。この五つを、一つのモデルで学習する。
入力が構造だけのモデルは、Xを受け取って値を一つ返す。学習データでは、Xの正解は−10.0 eVと−12.0 eVの二つである。−10.0 eVを返せば、理論レベルBの正解に対して2.0 eVの誤差が出る。−12.0 eVを返せば、理論レベルAの正解に対して2.0 eVの誤差が出る。中間の−11.0 eVを返せば、両方に対して1.0 eVずつの誤差が出る。どの値を返しても、二つの正解に対する誤差の合計は2.0 eVより小さくならない。
入力が構造と理論レベルの組のモデルは、XとAの組に−10.0 eV、XとBの組に−12.0 eVを返せる。五つの値のすべてに、誤差0で合わせられる。
次に、YのエネルギーからXのエネルギーを引いて、差を求める。
| 差の取り方 | 計算 |
|---|---|
| YもXも理論レベルA | −10.5 −(−10.0)= −0.5 eV |
| YもXも理論レベルB | −12.3 −(−12.0)= −0.3 eV |
| Yは理論レベルB、Xは理論レベルA | −12.3 −(−10.0)= −2.3 eV |
同じ理論レベルの値どうしの差は、−0.5 eVか−0.3 eVである。理論レベルの違う値どうしの差は−2.3 eVで、どちらとも2 eV近く違う。この2 eV近くは、構造XとYの違いから生じた値ではない。理論レベルAとBの違いから生じた値である。本稿は、理論レベルの違いが差に混ざることを「エネルギーの基準がずれる」と呼ぶ。
最後に、ZとBの組を見る。この組の正解は、学習データに無い。モデルは、ZとBの組を受け取れば値を返す。その値は、Aの列で学習したZと、Bの列で学習したX・Yから作られる。値が合っているかは、学習のときに一度も確かめられていない。
実際のデータセットでは、同じ構造が複数の理論レベルで計算されているとは限らない。その場合も、モデルが返すべき値が理論レベルごとに違うことは変わらない。
表から言えることは三つある。
- 正解のエネルギーは、構造と理論レベルの組で決まる。複数の理論レベルのデータを一つのモデルで学習するには、理論レベルを入力に加える必要がある。入力に加えたモデルは、予測のときも、理論レベルの指定を受け取らなければ返す値が決まらない。
- エネルギーの差が構造の違いだけを表すのは、同じ理論レベルの値どうしで差を取ったときである。
- 理論レベルを入力で選ぶことは、表のどの列の値を返させるかを決めるだけである。選んだ列にデータが無い構造では、返る値が正解に近い保証は無い。
UMAのtaskは、この表の列、つまり理論レベルA・Bに当たる。
UMAは理論レベルをtaskで区別して学習し、予測でもtaskを受け取る
UMAは、Meta FAIR Chemistryが2025年6月に初公開した機械学習ポテンシャルで、同じチームのライブラリfairchemから呼び出して使う4。重み(学習で値が決まったモデルのパラメータ)はHugging Faceで配布されており、入手するには、連絡先の共有と、FAIR Chemistry Licenseという利用条件への同意が要る5。
作り手の狙いは、分野ごとの専門モデルと同じ精度を、一つのモデルで出すことにある。論文によると、UMAは分子・材料・触媒にまたがる5億の原子構造で学習した1。論文は、追加の学習をしない単一のモデルが、専門モデルと同等かそれ以上の性能を出せると書く1。
学習に使ったデータセットは、それぞれ別の理論レベルで計算されている。taskは、データセットと理論レベルの組に付いた名前である2。
| taskと対象 | 汎関数 |
|---|---|
| omol:分子 | wB97M-V |
| omat:結晶 | PBE、PBE+U |
| oc20:触媒表面 | RPBE |
| odac:MOF(金属有機構造体)への吸着 | PBE+D3 |
| omc:分子結晶 | PBE+D3 |
| oc22:酸化物触媒 | PBE+U |
| oc25:電気化学触媒 | RPBE+D3 |
汎関数の名前を覚える必要はない。表から読み取ることは、taskごとに汎関数が違うことである。上の五つは文書がtaskの一覧に挙げるもので、下の二つは2026年3月に出たUMA-1.2で加わった24。
性質1に当たるのは、作り手の文書の記述である。UMAは、taskの名前ごとに数値ベクトルを一つ持つ。このベクトルを埋め込みと呼び、値は学習で決まる。モデルは、どのtaskの埋め込みを受け取ったかで、返す値を変える。文書は「UMAは理論レベルの異なる5つのDFTデータセットで学習する。UMAのtaskは、そのDFTデータセットに結びついた特定の理論レベルを指す。UMAは与えられたtaskの埋め込みを学習する」と書く2。
文書は続けて、そのため予測のときは、どの埋め込みを使うかを利用者が指定しなければならないと書く2。先の表でいえば、UMAは列を区別して学習したので、予測のときも列の指定を受け取る。UMAの論文も、原子番号と位置がまったく同じ二つの入力でも、DFTの設定が違えば正解の値は違うと書く。そのうえで、taskを入力に加えたのは、データセットごとに計算プログラムと理論レベルが違うためだと説明する1。
task入力になる前は、モデルを選ぶことが列を選ぶことだった。fairchemの旧版(v1)では、利用者はモデル名で重みを選んだ。作り手の移行文書が例に挙げるモデル名EquiformerV2-31M-S2EF-OC20-All+MDは、学習に使ったデータセットの名前(OC20)を含む6。OC20の汎関数はRPBEなので、このモデルを選んだ利用者は、RPBEの理論レベルも選んだことになる。v1のモデルは、先の表の1列だけを学習したモデルに当たる。
fairchem 2.0で、作り手はモデルと、モデルを呼び出すコードを全面的に書き直し、v1のコードは復活させないと書いた6。2.0では、利用者は一つの重みを読み込み、task名を渡す。理論レベルを選ぶ場所が、モデル名から、計算のたびに渡す入力へ移った。READMEは「単一のumaモデルは、ドメイン固有の予測のために適切なtask名を選ぶことで、化学と材料科学の幅広い応用に使える」と書く4。
taskは、モデルの中で、計算に使う重みを決める入力にもなっている。UMAは重みを複数組持ち、系ごとにそれらを混ぜた一組の重みで計算する2。混ぜ方を決める入力は、task、系全体の電荷、スピン多重度(不対電子の数で決まる量)、元素組成の四つである2。この設計により、UMAの中型モデルは14億のパラメータを持つが、一つの原子構造の計算に使うパラメータは約5,000万で済む1。
SevenNet-MFは、同じ設計を二つの代替と比べて選んだ
計算条件を入力にする設計は、UMAより先に、別の作り手も採っていた。SevenNetは、ソウル大学の研究室MDIL-SNUが開発する機械学習ポテンシャルのライブラリである3。ソウル大学のKimらは、SevenNetを基にして、計算条件の違う複数のデータベースを一つのモデルで同時に学習する枠組みを作った。この枠組みのモデルが、SevenNet-MFである。論文は2024年12月にJ. Am. Chem. Soc.で公開された3。
論文は、計算条件の精度の段階をfidelityと呼ぶ。SevenNet-MFは、どのfidelityのデータかを、学習と予測の入力にする。狙いは、高精度の計算条件で作ったデータが少なくても、低精度の大規模なデータと同時に学習して、高精度の予測を得ることである3。
作り手は、既存の二つの方法と比べて、この設計を選んだ。先の表のAを低精度、Bを高精度の計算条件として当てはめると、三つの方法の違いは次のようになる。
| 方法 | 表の値の使い方 |
|---|---|
| 転移学習 | Aの列で学習したあと、Bの列で追加の学習をする |
| Δ学習 | AとBの差を学習する。AとBの両方に値がある行(XとY)しか使えない |
| fidelityを入力にする学習 | 五つの値を、列の指定と一緒に同時に学習する |
論文は、二つの方法の難点を挙げる。Δ学習は、同じ原子配置について低精度と高精度の両方のデータを要する。転移学習は、追加の学習で前に学んだ内容を失う問題や、前の学習がかえって精度を下げる問題を起こしやすい3。比較の題材は、InGaN合金を混ぜる前後のエネルギーの差(混合エネルギー)の予測である。決定係数は、高精度の計算条件のデータだけで学習した参照用のモデルの値に、予測がどれだけ合うかを表す。1に近いほどよく合い、負なら平均値を答えるより悪い。転移学習は−4.55、Δ学習は0.31、fidelityを入力にする学習は0.98だった3。
Meta FAIRとソウル大学は、どちらも計算条件を入力にする設計を採った。UMAの論文は、SevenNet-MFの事前学習モデル(SevenNet-MF-ompa)を比較表の既存モデルの一つに挙げ、SevenNet-MFの論文を参考文献に引いている1。性質1は、UMAだけの事情ではない。
taskをまたいだ差には、汎関数の違いが混ざる
性質2は、UMAの中でも当てはまる。同じ結晶をUMAに渡しても、taskがomatのときとoc20のときでは、返るエネルギーが違う。omatはPBEまたはPBE+Uの値を返し、oc20はRPBEの値を返すからである。この二つの値の差を取ると、先の表の−2.3 eVと同じく、汎関数の違いが差に混ざる。
性質2は、UMAの外の計算値と比べるときにも当てはまる。Materials Projectは、結晶のDFT計算を集めた公開データベースである。READMEは、UMAと、OMat24で学習した旧来のモデルについて、「これらはMaterials Projectの計算とは互換でない」と書く4。omatの計算条件はMaterials Projectの推奨に従っているが、内殻の電子をまとめて扱う近似(擬ポテンシャル)だけは、Materials Projectと違うものを使っている24。READMEは、Materials Projectの計算とエネルギーの差を比べるときの注意として、磁気的な基底状態が違いうることも挙げる4。Materials Projectは、計算値に経験的な補正(MP2020補正)も加えている。
生成エネルギーを求めるときのREADMEの指示は、性質2の使い方の一例である。生成エネルギーは、化合物のエネルギーと、基準にする物質(基準化合物)のエネルギーの差で求める。READMEは、OMat24専用に計算した基準化合物と補正を配布していると書く。そのうえで「OMat24で学習したモデルを使うとき、MP2020補正やMPの基準化合物を使ってはならない」と定める4。先の表でいえば、引く値と引かれる値を同じ列から取る、という指示に当たる。
taskごとの学習データが別の汎関数で計算されている限り、この注意は無くならない。本稿は、これを恒久の制約と判定する。
taskを選んでも、予測が合う範囲は学習データで決まる
性質3に当たる記述は、作り手の文書の注意事項にある。注意事項は、各taskの学習データに含まれないものを書いている。oc20については「OC20には酸化物も明示的な溶媒も含まれない」と書く2。odacについては「ODAC23データセットはCO2/H2Oの吸着だけを含むので、それ以上のもの(たとえばMOF中の炭化水素)は不正確になりうる」と書く2。
電荷とスピンについても、範囲はtaskで違う。系全体の電荷とスピン多重度を入力として使うのは、omolだけである2。電荷やスピンを変えたデータを学習したtaskが、omolだけだからである。omatについては、作り手自身が、学習データは取りうるスピン状態を十分に含んでいないと書く2。
作り手以外の測定は、データの無い組み合わせで、UMAの誤差が大きくなった例を示している。あるtaskのデータで学んだことが、別のtaskの予測に役立つことを、知識の転移と呼ぶ。SevenNet-Omniの論文(第一著者はSevenNet-MFと同じKim、Nature Communications、2026年)は、UMAの中型モデルUMA-m-1p1(UMA-1.2より前の版)の同じ重みに、taskを変えて予測させた7。
対象は、OC20に含まれる貴金属表面の吸着エネルギー(分子が表面に付くときのエネルギーの変化)である。この系をomatのtaskで正しく予測するには、OC20のデータで学んだことが、omatのtaskの予測に役立たなければならない。結果は、omatのtaskの誤差が、oc20のtaskの誤差よりはるかに大きかった。論文はこの結果を、知識の転移が非効率であることの表れと書く7。同じ試験で、SevenNet-OmniとDPAでは逆に、PBEの値を返すtaskの誤差が、RPBEの値を返すtaskの誤差より小さかった7。別のtaskのデータで学んだことが役立つかは、モデルによって違う。UMAの結果は、先の表でいえば、Aの列にだけデータがあるZを、Bの列で答えさせた場合に当たる。
同じ論文は、有機分子と無機の骨格の両方を含むハイブリッドペロブスカイトでも、taskによる違いを測った。生成エネルギーの予測で、omatのtaskは分子のエネルギーを不正確に返し、omcのtaskは無機結晶の安定な構造を見つけにくかった7。
独立のベンチマークは、UMAの予測が大きく外れた系を報告している。Dyna-Matは、2026年7月3日にarXivへ投稿されたベンチマークである。15の機械学習ポテンシャルに、有限温度の分子動力学(原子に働く力から、原子の動きを時間を追って計算する方法)を実行させ、原子の並び方や圧力の誤差を測った8。評価されたUMAは、五つのデータセットで学習した版の小型と中型(UMA-S-P1、UMA-M-P1)である。Dyna-Matは、モデルを四つの階層に分け、UMAを第4階層に置く8。第4階層は、複数の参照データセットと計算設定にまたがって学習した、多ヘッドまたは多taskのモデルの階層である8。
Dyna-Matの本文が失敗の実例として名指すのは、UMAで計算したPt3Co(白金とコバルトの合金)である。実験で観測された単位胞(結晶の繰り返しの単位)を使い、300 Kで計算すると、UMA-M-P1では、原子の並び方を表す動径分布関数の誤差が21.5%になった。各階層で最も誤差の大きいモデルどうしを比べると、第1階層のMACE-MP-0は12.2%で、Dyna-MatはUMA-M-P1をこの系の外れ値と書く8。UMAの二つのモデルの圧力の誤差は、この系で1000%を超えた。Dyna-Matは、これをモデル固有の失敗と呼ぶ8。
この失敗には、回避策が示されている。UMA-S-P1では、同じモデルで先にセルを緩和する(単位胞の形と大きさを、圧力がゼロになるまで調整する)と、体積を一定に保つ分子動力学の圧力は妥当な値に戻った8。
力の誤差だけでは、こうした失敗を予測できない。力の誤差は、モデルが予測した力と、DFTで計算した力の差である。Dyna-Matによると、力の誤差が小さいモデルは、平均では、原子の並び方や動力学の量の誤差も小さい。ただし、力の誤差が小さくても、予測した構造が定性的に外れる系がある8。
各taskの範囲がそのtaskの学習データで決まる限り、範囲を確かめる仕事は利用者に残る。本稿は、これも恒久の制約と判定する。
taskは扱う分野から選び、比べる相手の理論レベルと照らす
UMAでは、理論レベルを選ぶ責任は、入力を書く利用者にある。taskは、扱う対象の分野から選ぶ。作り手の文書は、応用の分野に合わせてtaskを選ぶよう勧め、各taskの理論レベルはその分野に合わせてあると書く2。計算結果を比べる相手があるなら、選んだtaskの理論レベルが相手と同じかを確かめる。Materials Projectの値は、先に見たとおり、omatの値ともそのまま比べられない。
選んだあとに確かめることは、性質2と性質3から出る。taskをまたいだエネルギーの差は取らない。電荷やスピンが結果を左右する系は、omol以外のtaskでは範囲外と見なす。圧力や拡散のように、分子動力学から求める量は、力の誤差から推定せず、自分の系で検証する。実験で決めた単位胞をそのまま使わず、使うモデルでセルを先に緩和する8。
扱う分野が一つで、比べる理論レベルも一つなら、従来の専用モデルで足りる。fairchem v1系のモデルや、単一の汎関数のデータで学習した機械学習ポテンシャルは、モデルを選んだ時点で理論レベルが決まる。先の表の1列だけを使う場合に当たり、列を選ぶ入力は要らない。
複数の理論レベルのデータを一つのモデルで学習したモデルは、UMAのほかにもある。Dyna-MatはMACE-MH-1-OMATをUMAと同じ階層に置く8。SevenNet-Omniの論文は、DPA-3.1とSevenNet-Omni自身を、UMAと並ぶ多taskのモデルに数える7。DPA-3.1は、31のデータベースを集めたOpenLAM-v1で学習し、モデルの最終段で、どのデータベースの値を返すかを区別する7。SevenNet-Omniは、15の公開データセットのうち、計算条件の同じものを同じtaskにまとめる7。
これらのモデルを使うときも、先の表に当てはめて二つを確かめる。一つは、返ってくる値が表のどの列の値かを、利用者が入力で指定できるかである。もう一つは、その列に、自分の系に近い構造のデータが入っているかである。列を指定できないモデルでは、返ってきた値がどの理論レベルの値かを、利用者は答えられない。
出典8件
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Brandon M. Wood ほか, “UMA: A Family of Universal Models for Atoms”, Advances in Neural Information Processing Systems 38(NeurIPS 2025), pp. 143528–143564, DOI 10.52202/085713-4310。arXiv:2506.23971(v1 2025年6月30日・v2 2026年3月4日)。「UMAモデルは、分子・材料・触媒など複数の化学ドメインにまたがるデータを編纂し、5億の一意な3次元原子構造で学習する(これまでで最大の学習)」(“UMA models are trained on half a billion unique 3D atomic structures (the largest training runs to date) by compiling data across multiple chemical domains, e.g. molecules, materials, and catalysts.”)、「UMAのsmallとmediumは、速度を犠牲にせずにモデル容量を増やせる、mixture of linear expertsと呼ぶ新しい設計を使う。たとえばUMA-mediumは1.4Bパラメータを持つが、原子構造あたりの活性パラメータは約50Mである」(“The UMA small and medium models utilize a novel architectural design we refer to as mixture of linear experts that enables increasing model capacity without sacrificing speed. For example, UMA-medium has 1.4B parameters but only ~50M active parameters per atomic structure.”)、「微調整なしの単一モデルが、専門モデルと同等かそれ以上の性能を出せる」(“a single model without any fine-tuning can perform similarly or better than specialized models.”)と書く。本文(arXiv v2 PDF)は「DFT taskは、五つの学習データセットのDFT設定のどれをモデルが再現しようとするかを示す」(“The DFT task indicates which of the five training dataset DFT settings the model should attempt to replicate.”)、「データセットごとに平面波または局在軌道のDFT計算プログラム(VASPとORCA)と理論レベルが異なるので、これが必要である」(“This is necessary since different datasets use different plane-wave or localized orbital DFT calculators (VASP [39, 40] and ORCA [51]) and levels of theory.”)、「原子番号と位置がまったく同じ二つの入力でも、異なるDFT設定を使えばDFTのラベルは異なる」(“For two inputs with exactly the same atomic numbers and positions, the DFT labels will be different when different DFT settings are used.”)と書く。比較表は既存モデルの一つに”SevenNet-MF-ompa [37]“を挙げ、参考文献[37]はSevenNet-MFの論文(Kimほか、J. Am. Chem. Soc. 147(1))である(v1も同じ)。https://arxiv.org/abs/2506.23971 ↩ ↩2 ↩3 ↩4 ↩5 ↩6 ↩7
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FAIR Chemistry(Meta), fairchem docs “UMA Models”(GitHub、2026年9月22日取得)。「Mixture-of-Linear-Expert(MoLE)アーキテクチャはUMAの性能の鍵である。単一の出力ヘッドと動的ルーティングにより、非常に高いパラメータ数と速い推論速度を両立する」(“The Mixture-of-Linear-Expert (MoLE) architecture is key to UMA’s performance. It enables very high parameter count with fast inference speeds by using a single output head with dynamic routing.”)、「taskは再現する理論レベル/DFT計算を指定する: omol、oc20、omat、odac、omc」(“The task specifies the level of theory/DFT calculations to emulate:
omol,oc20,omat,odac,omc”)、「UMAは理論レベルの異なる5つのDFTデータセットで学習する。UMAのtaskは、そのDFTデータセットに結びついた特定の理論レベルを指す。UMAは与えられたtaskの埋め込みを学習する」(“UMA is trained on 5 different DFT datasets with different levels of theory. An UMA task refers to a specific level of theory associated with that DFT dataset. UMA learns an embedding for the given task.”)、「系の既知の総電荷(omol taskでのみ使われ、既定値は0)」(“Total known charge of the system (only used foromoltask, defaults to 0)”)、「順序のない全元素組成。各元素は原子埋め込みを持ち、組成埋め込みは全原子埋め込みの平均である」(“The unordered total elemental composition. Each element has an atom embedding and the composition embedding is the mean over all atom embeddings.”)と書く。usage notesは、omolについて「総電荷とスピン多重度を要する」(“Requires total charge and spin multiplicity.”)、omatについて「スピン分極の効果は含まれるが、磁気状態は指定できない。さらに、OMat24は学習データで可能なスピン状態を十分に標本化していない」(“Spin polarization effects are included, but you can’t select the magnetic state. Further, OMat24 did not fully sample possible spin states in the training data.”)、oc20について「OC20には酸化物も明示的な溶媒も含まれない」(“No oxides or explicit solvents are included in OC20.”)、odacについて「ODAC23データセットはCO2/H2Oの吸着だけを含むので、それ以上のもの(たとえばMOF中の炭化水素)は不正確になりうる」(“The ODAC23 dataset only contains CO2/H2O water absorption, so anything more than might be inaccurate (e.g. hydrocarbons in MOFs).”)と書き、oc22については「UMA-1.2でのみ利用可能」(“Only available in UMA-1.2”)と書く。taskの選び方については「応用の分野に基づいてtaskを選ぶ。各taskは、その分野に合わせた特定のDFT理論レベルに対応する」(“Choose your task based on the application domain. Each task corresponds to a specific DFT level of theory optimized for that domain.”)と勧める。https://github.com/facebookresearch/fairchem/blob/main/docs/core/uma.md ↩ ↩2 ↩3 ↩4 ↩5 ↩6 ↩7 ↩8 ↩9 ↩10 ↩11 ↩12 ↩13 ↩14 ↩15 -
Jaesun Kim ほか, “Data-Efficient Multifidelity Training for High-Fidelity Machine Learning Interatomic Potentials”, Journal of the American Chemical Society 147(1), 1042–1054 (2025; Web公開 2024年12月17日), DOI 10.1021/jacs.4c14455。arXiv:2409.07947(v1 2024年9月12日)。「multi-fidelityデータベースで同時に学習するMLIPの枠組みを示す」(“we present an MLIP framework that trains on multi-fidelity databases simultaneously.”)、「Materials ProjectのGGAとmeta-GGAの両方のデータを使う汎用MLIPも開発し、結晶一般のハル上エネルギー予測のような高精度タスクでMLIPの性能を大きく向上させる」(“We also develop a general-purpose MLIP that utilizes both GGA and meta-GGA data from the Materials Project, significantly enhancing MLIP performance for high-accuracy tasks such as predicting energies above hull for crystals in general.”)、「本研究のmulti-fidelity学習は、転移学習やΔ学習より有効である」(“the present multi-fidelity learning is more effective than transfer learning or -learning”)と書く。本文(arXiv v1 PDF)は「∆学習法は同じ配置について低精度と高精度の両方のデータを要する」(“the ∆-learning method requires both low- and high-fidelity data for the same configurations”)、「転移学習は…破滅的忘却や負の転移のような問題を起こしやすい」(“it is susceptible to problems like catastrophic forgetting and negative transfer”)、「転移学習と∆学習は…パリティプロットの決定係数がそれぞれ−4.55と0.31」(“their accuracy is significantly lower compared to the multi-fidelity MLIP, with R2 values of −4.55 and 0.31 in the parity plots, respectively”)、multi-fidelity MLIPは「決定係数0.98の高い相関」(“a high correlation with R2 of 0.98”)と書く。比べる相手は、図3の説明の「破線は参照用の高精度MLIPの結果を示す」(“The dashed line indicates results with the reference high-fidelity MLIP.”)、「multi-fidelityと高精度のMLIPの間のΔEmixのパリティプロット」(“The parity plot of ∆Emix between multi-fidelity and high-fidelity MLIPs.”)のとおり、高精度の計算条件のデータで学習した参照用のモデルである。立ち位置: リポジトリMDIL-SNU/SevenNetは2023年2月16日に作られ、2026年9月22日時点のスターは273(GitHub API調べ)。READMEは「計算設定の異なる複数データベースを組み合わせるmulti-fidelity学習」(“Multi-fidelity training for combining multiple databases with different calculation settings”)を機能として挙げ、事前学習モデルSevenNet-MF-ompaを配布する。https://arxiv.org/abs/2409.07947 ↩ ↩2 ↩3 ↩4 ↩5 ↩6
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FAIR Chemistry(Meta), fairchem README(GitHub、2026年9月22日取得)。「単一のumaモデルは、ドメイン固有の予測のために適切なtask名を選ぶことで、化学と材料科学の幅広い応用に使える」(“A single uma model can be used for a wide range of applications in chemistry and materials science by picking the appropriate task name for domain specific prediction.”)、「UMAモデルと、OMat24で学習した旧来の無機バルクモデルは、DFTおよびDFT+Uの全エネルギーラベルで学習している」(“UMA models and legacy inorganic bulk models trained using OMat24 are trained with DFT and DFT+U total energy labels.”)、「これらはMaterials Projectの計算とは互換でない」(“These are not compatible with Materials Project calculations.”)、「OMat24で学習したモデルを使うとき、MP2020補正やMPの基準化合物を使ってはならない」(“Do not use MP2020 corrections or use the MP references compounds when using OMat24-trained models.”)、「生成エネルギーやハル上エネルギーのようなエネルギーの差を計算してMaterials Projectの計算と比べるときは、DFTの擬ポテンシャルが異なり、磁気的な基底状態も異なりうるので、さらに注意が要る」(“Additional care must be taken when computing energy differences, such as formation and energy above hull and comparing with calculations in the Materials Project since DFT pseudopotentials are different and magnetic ground states may differ as well.”)、「2026年3月、UMA-1.2公開」(“March 2026 - UMA-1.2 released!”)、「2025年6月、UMA/OMol初公開」(“June 2025 - UMA/OMol first released!”)、「
fairchemはMIT Licenseの下で利用できる。モデル/チェックポイントのライセンスは応用領域ごとに異なる」(“fairchemis available under a MIT License. Models/checkpoint licenses vary by application area.”)と書く。立ち位置: リポジトリfacebookresearch/fairchemは2019年9月26日に作られ、2026年9月22日時点のスターは2,261(GitHub API調べ)。fairchem_core 2.22.0は2026年8月17日に公開された。https://github.com/facebookresearch/fairchem ↩ ↩2 ↩3 ↩4 ↩5 ↩6 ↩7 -
Hugging Face, facebook/UMA model card(2026年9月22日取得)。「FAIR Chemistry License v1、最終更新2025年5月14日」(“FAIR Chemistry License v1 Last Updated: May 14, 2025”)、「このモデルにアクセスするには連絡先情報の共有に同意する必要がある」(“You need to agree to share your contact information to access this model”)、「このリポジトリは公開されているが、ファイルと内容にアクセスするには条件に同意しなければならない」(“This repository is publicly accessible, but you have to accept the conditions to access its files and content”)と書く。2026年9月22日時点のLikeは413。本稿は条項の解釈をしない。https://huggingface.co/facebook/UMA ↩
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FAIR Chemistry(Meta), fairchem docs “
fairchem>=2.0”(GitHub、2026年9月22日取得)。「fairchem>=2.0はトレーナー・微調整・モデル・calculatorを完全に書き直した大改訂であり、旧OCPCalculatorとトレーナーのコードは復活しない」(“fairchem>=2.0is a major upgrade with completely rewritten trainer, fine-tuning, models, and calculators. The oldOCPCalculatorand trainer code will NOT be revived.”)と書き、v1の呼び出し例としてモデル名指定を示す(“model_name=“EquiformerV2-31M-S2EF-OC20-All+MD"")。https://github.com/facebookresearch/fairchem/blob/main/docs/core/fairchemv1_v2.md ↩ ↩2 -
Jaesun Kim ほか, “Optimizing cross-domain transfer for universal machine learning interatomic potentials”, Nature Communications 17, 3432 (2026), DOI 10.1038/s41467-026-70195-8(arXiv:2510.11241)。「SevenNet-Omniを、分子・結晶・表面にまたがる15の公開データセットで学習する」(“we train SevenNet-Omni on 15 open datasets spanning molecules, crystals, and surfaces.”)、「各データベースは別々のtaskに割り当てるが、同一の計算プロトコルのデータベースは同じtaskにまとめる。task固有の推論をchannelとも呼ぶ」(“Each database is assigned to a distinct task, but databases with identical computational protocols are grouped under the same task. We also use the term channel to refer to task-specific inference.”)、「DPAは31のデータベースを集約したOpenLAM-v1で学習する」(“whereas DPA is trained on OpenLAM-v1, which aggregates 31 databases”)、「DPAは最終の多層パーセプトロン段でone-hot符号化により学習データベースを区別する」(“DPA employs a one-hot encoding scheme at the final multilayer perceptron stage to distinguish training databases when predicting atomic energies.”)、「UMA.omcとDPA.mpは…channel間で精度に大きなばらつきを示す」(“they exhibit large variations in accuracy among channels, whereas 7net-Omni maintains more uniform error levels”)、「omat channelは分子のエネルギーが不正確で、OMol25データベースからの転移が限られることを示唆し、omc channelは無機結晶の安定構造の同定に難がある」(“the omat channel suffers from inaccurate molecular energies, suggesting limited transferability from the OMol25 database, while the omc channel struggles to identify stable structures of inorganic crystals.”)、「UMA.omatはUMA.oc20よりはるかに大きな誤差を示し、非効率な知識転移を示す」(“UMA.omat shows much larger errors than UMA.oc20, indicating inefficient knowledge transfer.”)と書く。この吸着の比較で、oc20 channelはRPBE参照に当てている(“The white bullets on the multi-task models indicate the MAE of the oc20 channel relative to RPBE reference values”)。同じ段落は「7net-OmniのPBEの性能は7net-Omni.oc20を上回る」(“showing that the PBE performance of 7net-Omni exceeds that of 7net-Omni.oc20”)、「DPA.omatにも同様の傾向が見られる」(“A similar trend is observed for DPA.omat.”)と書いたうえで、UMAを「対照的に」(“By contrast”)と並べる。比較したUMAはUMA-m-1p1、DPAはDPA-3.1-OpenLAM。https://www.nature.com/articles/s41467-026-70195-8 ↩ ↩2 ↩3 ↩4 ↩5 ↩6 ↩7
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Mikołaj J. Gawkowski ほか(Artrith・Riebesell・Hörmann・Kapilらを含む17名), “Dyna-Mat: End-to-end benchmarking of foundation machine learning interatomic potentials in finite-temperature ensembles”, arXiv:2607.03433, v1 2026年7月3日。「四つのモデル階層にわたる15の基盤MLIPを評価する」(“we evaluate 15 foundation MLIPs across four model tiers”)、「『平均では』単点の力誤差が低いモデルは、構造と動的観測量の誤差も低いことが分かった。しかし、力誤差が低くても予測構造の定性的失敗につながる個別の系がある」(“We find that “on average” models with lower single-point force errors also yield lower errors for structural and dynamical observables. However, there are individual systems for which low force errors lead to qualitative failures in the predicted structure.”)、「圧力は多くのモデルで記述が悪いままで、現在の大規模学習データセットで利用できるDFT応力ラベルの限界を指す」(“Pressure remains poorly described across most models, pointing to limitations in the density functional theory stress labels available in current large-scale training datasets.”)、「最新世代のクロストレーニングされたモデルは、ここで考慮した精度指標の上ではパレート最適に近い」(“the latest generation of cross-trained models is close to Pareto-optimal according to the accuracy metrics considered here”)と書く。本文(PDF)は、「Tier 4は、複数の参照データセットと電子状態計算の設定にまたがって学習した多ヘッドまたは多taskのモデルからなる」(“Tier 4 consists of multi-head or multitask models trained across multiple reference datasets and electronic-structure settings”)と定義し、Tier 4のUMAについて「UMA-S-P1とUMA-M-P1は、OMat24・OMol25・OC20++・OMC25・ODAC25を組み合わせたデータセットで学習している。両UMAモデルともp1チェックポイントを使う」(“which are trained on the combined OMat24, OMol25, OC20++, OMC25, and ODAC25 datasets. For both UMA models, we use the p1 checkpoints.”)、「各階層で最も性能の悪いモデル同士を比べると」(“if we compare the worst-performing models within their respective Tiers”)、「UMA-M-P1は21.5%という高いRDF誤差を示し、MACE-MP-0の12.2%と比べて、この系の外れ値である」(“UMA-M-P1 yields a high RDF error of 21.5%, compared with 12.2% for MACE-MP-0, indicating that UMA-M-P1 is an outlier for this system.”)、「Tier 4は主にUMAモデルの大きな圧力誤差のために、最も高い圧力MAE中央値3.40 GPaを示す」(“Tier 4 exhibits the highest median pressure MAE, 3.40 GPa, mainly due to the large pressure errors of the UMA models.”)、「Fig. S5にUMA-S-P1について示すように」(“As shown in Fig. S5 for UMA-S-P1”)、「セルを零圧で先に緩和すれば、この系の妥当な圧力のNVTシミュレーションは回復できる」(“can be recovered by first relaxing the cell at zero pressure”)、「試すモデルでセルを先に緩和せずに、実験で決めた単位胞をそのまま使うときは注意が要る」(“This highlights the need for caution when using experimentally determined unit cells directly, without first relaxing the cell with the model being tested.”)、「Pt3Coについてのモデル固有の失敗を除き」(“except for the model-specific failure for Pt3Co also reflected in the RDF”)、「OMat24で学習したモデルは概して低い圧力誤差を示すが、300 KのPt3CoでのUMAモデルの外れ値的な振る舞いは別で、そこでは誤差が1000%を超える」(“Models trained on OMat24 generally yield lower pressure errors, apart from the outlier behaviour of the UMA models for Pt3Co at 300 K, where the error exceeds 1000%.”)、「現在の大規模学習データセットで使われているDFT設定は、有用なエネルギーと力の学習には十分だが、応力テンソルには必ずしも十分でない」(“the DFT settings used in current large-scale training datasets are sufficient for learning useful energies and forces, but not necessarily for stress tensors”)、「パレート前線は三つのモデルからなる。最初のパレート最適モデルはTier 2のorb-v2、次にTier 3のGRACE-2L-OAM、最後のパレート最適モデルはTier 4のMACE-MH-1-OMAT」(“The Pareto frontier consists of three models. The first Pareto-optimal model is the Tier 2 orb-v2, followed by the Tier 3 GRACE-2L-OAM. The final Pareto-optimal model is the Tier 4 MACE-MH-1-OMAT”)と書く。https://arxiv.org/abs/2607.03433 ↩ ↩2 ↩3 ↩4 ↩5 ↩6 ↩7 ↩8 ↩9
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